祝 #TX2D お散歩はこのコンデジと! LUMIX DC-TX2 その2選択のポイント
液晶パネルが精細になったLUMIX DC-TX2D全機種の発売を記念して、カメラ選択のポイントと全機種のLUMIX DC-TX2をどう考えたかをまとめました(その1購入経緯はこちら)。
センサーのサイズ
大きいサイズのセンサーの方がたくさんの光を受けられますので、無理に感度を上げなくて良いのできれいな写真をとることができます。一般向けでは35ミリフィルムと同じフルサイズが大きくてきれいな写真えお撮ることができます。
逆にサイズが大きいとレンズのひずみが出やすくなるので、レンズが複雑になって高価に、重く、大きくなります(ひずみが大きいと写真の端の方で柱を撮ると曲がって映るなど見てわかるひずみが出たりします)。価格や携帯性を考えるとセンサーが小さい方が有利になります。
そこでカメラを選ぶ際は価格と携帯性のバランスを考えることになります。
私の場合、下の項目も考慮して1インチで良いと思いました。フィルムのハーフサイズだと解像度が低くなりますが、最近のデジカメはセンサーサイズが小さくても解像度は十分なことが多いです。TX2は1インチで、カメラ最重視の一部のスマホで使われるサイズです。ミラーレスよりも小さいですが一般的なスマホよりは十分大きく、写真にひずみを感じることもなく、満足しています。
レンズの焦点距離
焦点距離が短いと広角に、長いと望遠になります。フィルムカメラのころは50mmが標準、風景写真委は28か35mmの広角、ポートレートは明るくてボケ味の良い80㎜の中望遠、運動会など遠くのものは200㎜以上の望遠といった感じで紹介されていました。
一般に単焦点の方がきれいに撮れるようですが、ズームがないとトリミング(画像の切り出し)が必要になります。フィルムカメラのころにレンズメーカの200mmまでのズームを持っていましたが、2倍のテレコンバータをつけても野鳥の撮影には力不足で、トリミングをしていました。
TX2は360mmまでのズーム+デジタルズームで大きな鳥ならトリミングしなくても迫力のある写真が撮れます。4k動画は最大450㎜で撮ることができます(焦点距離は35mmカメラ相当)。
レンズの明るさ
レンズが明るいと光をたくさん集めることができるので、星空など暗くてもきれいな写真が撮れますし、絞りを開放するとピントの範囲が狭くできますので、80mmぐらいでも風景にボケ味のあるポートレートが撮れます。レンズの明るさは焦点距離とレンズの後継の比率できまします。明るいレンズほど高額に、大きく、重くなります。
TX2のレンズは暗い方ですので、星空はあきらめています。ポートレートは少し離れて撮ることでボケ味を出すことができます。
レンズ交換が必要かどうか
レンズ交換が可能だと、お金をかければ色々なレンズを使うことができます。そこに沼の喜びがあると思います。写真誌に載っているような写真は、腕だけじゃなく機材もあると思います。
TX2はレンズ交換の楽しみはありませんが、交換しなくても良いメリットがあります。埃っぽい時もレンズ交換をせずに、少々の雨なら傘を差すだけで広角から超望遠まで色々な写真を撮ることができます。
持ち運びやすさ
写真を撮りに出かけるなら少々重くても、かさ張っても気合を入れられるのですが、散歩に持ち歩くなら邪魔にならない大きさ重さでないとつらいです。
TX2は電源を切ればウェストポーチ型のカメラケースに入りますので、買い物に出かけた際のちょっとした風景も逃すことなく撮ることができます。良い写真を撮るには機材も大切ですが、チャンスを逃さないことも重要ですので、広角から超望遠をいつも持ち歩けるのはありがたいです。
価格
9万円以下で買えます。安いミラーレスならズームレンズ付きで10万円からありますが、超望遠や明るいレンズをそろえるとレンズだけで20万円するものも多いようです。
TX2の値段なら、コロナでのみに行けなくなってたまっている小遣いで買えてしまいました。たまには贅沢をしようと思っていましたが、機会を逃しました。
その他
液晶パネルが固定なので自撮りができませんが、スマホで良いと思っています(鏡をつけるテクニックはあるようです)。ローアングルも撮りにくいですが、視野角が広いのであまり苦労はしていません。あと、フィルタがつけられない。アクセサリシューがない。といった弱点は割り切りました。
(使用感に続く。たぶん)