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[#TiDD] プロジェクトを成功させるチケット管理

QuaSTom高品質ソフトウェア技術交流会 2017年度第2回例会で講演させていただきました。

Redmineの勉強会ではないので初心者の方が多いかと思いきや、9割の方がチケットシステムを使われていて、そのうちTracが24%、Mantisが8%、残りがRedmineを使われていました。

幹事の松谷さんに用意していただいたグループディスカッションも、みなさんのお悩みや経験で盛り上がりました。やはり、メンバーにきちんと理解してもらえないとうまくいかないようです。

同じような議論は、90年代後半以降のプロセス改善ブームの頃にもありました。みなさんの意見をうかがっていると、やはり「ツールの導入はプロセス改善である」という思いが強くなりました。

ディスカッションへのコメントで「ゴールはプロジェクトの成功」とお話ししたことや、講演のおまけでお話しした「サーバントリーダーシップ」もリーダーシップの議論をされているとのことで喜んでいただけました。

久しぶりに大いに刺激を受けることができました。ありがとうございました。

おまけ

講演の仲であまり詳しく説明しなかったチケット駆動開発のレフトウィングとライトウィングのお話は、以下の発表が元になっています。

[#redmineT] 裾野が広がるRedmine「チケット駆動開発導入のヒント - 自律と規律 -」

(今回はお話ししませんでしたが、改善にはフィードバックやタイミングも重要だと思っています)

この発表の際にも使わせていただいた乗松さんの資料(PDF)の23ページ「SPIモードの遷移」は認証の罠を標準化の罠に読み替えるとツール導入にも同じような問題が起きると思いますので、参考にしてください。

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アジャイルジャパン大阪サテライト2017の感想

SS2017のポストイベントがなくなったので、 急遽スタッフとして参加しました。


(1)キーノート:シンアジャイル(Joshua Kerievsky)

モダンアジャイルについての説明。タイトルはAgileJapan2017のタイトルにあわせて変更されたようです(シン・ゴジラをまねた?)。

個人的にアジャイル開発のタイムボックス管理は、作業タイミングを固定化するので超短期開発にはフィットしないと思っていました。Kerievsky氏は早くからタイムボックスを守るよりも顧客のメリットを考えようと言われていたそうです(そのとおり!)。

提案する新しい4つの原則は従来のアジャイルマニュフェストに対応しながらも、顧客やソフトウェアの安全性に配慮したものでした。

講演概要
http://www.agilejapan.org/session.html#session01

Agile 2016の基調講演: モダンアジャイル
https://www.infoq.com/jp/news/2016/08/agile2016-modern-agile

チェンジビジョン/英和システム 平鍋さんの説明
https://anagileway.wordpress.com/2016/10/07/modern-agile-jp/


(2)ヴァル研究所 新井さんの講演

アジャイルを社内に広げる際の話。みんなが積極的になるように色々と工夫された中で、権限(部長)があるので、一部の活動が社内評価と連動するようにした。と言われていたので懇親会で質問させていただきました。

質問は、社内の仕組みと連動すると、義務感ややらされ感が出ると思うが、どのようにバランスをとられているか?

答えは、社員には積極的なできる人と、受身の人と両方いて受身の人も働いてもらわないといけない。ルールを決めても相手によって変えている。とのこと。

つまり、ルールはがちがちにせず、運用時に人を見て、たぶんチームによっても変えているのでしょう。エンジニアは、ついつい一貫性が気になりますが、個人個人を良く見ると言うことが重要だと思いました。

ちなみに、「上から見てなので、みんながどう思っているかはわからないですけどね。」と謙虚に言われていたのが印象的でした。


(3)コニカミノルタの久保さんによるエモイ話

人はなぜ生きているのか?それは人生を楽しむためである。

なぜ苦しみがあるのか?それは、いつかより人生を楽しめるからである。

いい人である必要は無い。人の顔色ばかり見る必要は無い。わかってあげるだけでいい。

そう、生きているだけで素晴らしい。

そう思いました。

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Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの - SS2017 WG13

ソフトウェアシンポジウム(SS2017)では、前回紹介した論文発表のほか、ワーキンググループにも参加しました。

ワーキンググループでは各グループのテーマに沿って、参加者がそれぞれのポジションを発表して議論します。私が参加したのはWG13「ソフトウェア開発の現状と今後の発展に向けたディスカッション」で「Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの -」を発表しました。

Node-REDは高機能なノード(モジュール)がたくさんあり、それらを組み合わせて高機能なシステムを効率的に開発できます。また、簡単にデバッグできるほか、デプロイが一瞬で、開発から確認の繰り返しを素早く実行できます。

このような環境を使っていると、面倒臭いことがなくなり、ソフトウェア開発に重要な作業を中心に実施する様になります。この重要なことはみなさん合意できますよね。という発表でした。

しかし、Node-REDのデモのインパクトが大きかったのか、Node-REDに対する質問で持ち時間が終わってしまいました。Node-REDを知ってもらえたので、良かったことにしておきます。

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Visual開発ツールNode-REDの導入によるプロセスの変化と考慮点 - SS2017 -

ソフトウェアシンポジウム2017(SS2017)で経験論文の発表をしてきました。経験論文とは研究論文の様に新規性はないものの、事例報告の様に経験を報告するものですが、問題設定や結果・考察を整理してより有効性や信憑性を高めて論文にまとめたものです。

今回はVisual IoTツールと呼ばれているNode-REDのアンケート結果を報告しました。ソフトウェア開発にツールは欠かせませんが、その導入報告はあまりありません。上流のツールであれば、コンサルタントに依頼することもできるかも知れませんが、下流のツールは小さい規模から始めることが多く、導入経験は他の人にも役に立つと思ったからです。

発表ではNode-REDの基本、長所・短所の説明と共にデモもしました。基本的な Hello World のノードを入れ替えてPathをセットするだけで、そのビジネスロジック(文字列の代入)をそのままWebサービスにできる様子をお見せしました。

このようにNode-REDは確認しながら開発するので短期間に品質の高いソフトウェアを作ることができ、アンケートにもある様に非同期処理が簡単に扱えます。その反面、ある程度の規模になれば、データやアーキテクチャなどの設計をきちんとしておかないと複雑になってしまいます。

そういった知識を持ち、ふさわしいプロセスで開発しないとうまくいかないことがアンケートからわかりました。まとめると

  • ツールの知識やノウハウを共有 する
  • 特性を活かした設計を行う
  • 実装を繰り返して常に確認する
  • 主体的にプロセスを変更し、品質 を上流から作りこむ

となり、これは、モダンアジャイル

  • 人々を尊重する
  • 安全な状態を前提とする
  • 素早い実験と学習
  • 価値を継続的に届ける

の基本理念と対応していて、Node-REDの良い導入が開発のアジリティ(機敏さ)を高めると考えられます。詳しくは以下の論文を読んでください。
(実は最終原稿の段階でモダンアジャイルの基本理念と対応していることに気付いたので追加しました)

Node-REDから見えた未来 - 変わるもの、変わらないもの - SS2017 WG13 につづく

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複合主キーの扱い方

緊急開催:複合主キーは必須なのか?<第55回IT勉強宴会Light> に参加しました(主催者まとめ)。

議論の発端は渡辺幸三さんの「単独主キー専用環境」と賢くつきあうためにという記事。

乱暴に説明すると「データベースではきちんと複合キーを使うべきだ。OOPだからといってカスケードキーでいい加減に作るから、あとでわからなくなって保守ができなくなるんだ。ばかやろう!」ということ。

ここにはいくつか議論をしないといけないことがあります。一部追記したスライドを元に説明しましょう(追記部分は灰色の小さい文字になっています)。


RDBだから複合キーを使わずにできてしまう

渡辺さんのブログを読んでいると、RDBなのになぜ複合キーを使わないのか、という気持ちが透けて見えます。でも、実は多機能なRDBだから複合キーを使わずにできてしまうのではないでしょうか?

複合主キーを持てないKVSや連想配列があります。これらを使うとき、シーケンスの管理が
難しいこともあり、「キー1_キー2」のようにして開発しています。

このことから考えると、RDBなのに複合主キーを使わないのではなく、RDBだからサロゲートキーを作りやすいので、複合キーを使わない開発が簡単にできてしまうのだと思います。

つまり、単独主キーで開発を安易に行うことが問題です。

本来、複合主キーで表現されるデータをどう扱うかは、モデリングの問題ではなく実装の問題です。

複合主キーを使わないのは実装の都合なので、そこにある危険性を周知することが重要だと思います。

(もちろん、、モデリングしているのはあたり前としてです)


オブジェクト指向だから単一主キーとは限らない

渡辺さんのブログでは「OOP好きからは『テーブルに別途ユニーク制約を置くなり、クラスの中に制約のためのロジックを盛り込むなりすればよいだけではないか』と反論されそうだが、」と書かれていますが、それは時代に流されている人ではないでしょうか?

オブジェクト指向システム分析―上流CASEのためのモデル化手法には「オブジェクトのそれぞれのインスタンスを唯一に識別する1以上の属性の集まりは,そのオブジェクトに対する識別子です。」と複合主キーを認めています。

ソフトウェアを開発する場合、様々な視点で特徴や制約をモデリングしないとシステムの詳細は表現できないと思います。複雑な要素を如何に矛盾なく、いかにわかり易く統合していくかが設計者の腕の見せ所では無いでしょうか。


保守性の考慮

もちろん、実装の都合でモデルと異なる方法をとったり、モデル自体を実装に最適化することもあるでしょう。しかし、その場合は注意深く開発する必要があるでしょう。

渡辺さんのブログには「複合主キーを扱えない」という環境自体の特性ゆえの問題が書かれています。

  • エンティティのまとまりやそれに適用される複雑な制約が、開発者自身によって見い出されない
  • 使いづらく保守しにくい業務システム開発が生まれる
  • 単独主キーだけを用いた設計スタイルに逃げ込んでも、問題が見えにくくなるだけで事態はさらに悪化する

つまり、きちんとモデリングされず、保守しにくいシステムが作られ、どんどん深みにはまってしまいます。

このように考えると、複合主キーを使ったモデルそのままに実装できるならDBを見ればわかるかも知れませんが、モデルと異なる実装ならモデルからどのように実装に持ち込んだかわかる様にしておかないといけないと思います(もちろん、モデリングしている前提です)。


おわりに

渡辺さんの主張をより単純化すると「バグを出すなバカやろう」だと思います。

なぜ、バグが出るか、それは「複合主キー環境でないから」ではないと思います。たぶん、複合主キーが使えても同じようなDB設計をするのではないでしょうか?

もし、きちんとモデリングができるなら、本来必要な制約を理解し、わかり易く制約を実装し、必要ならドキュメントも作成するでしょう。

「もともとDB設計というものは高度な専門職」とは思いません。もし、そうなら、ソフトウェア開発のインタフェース設計、システムチューニング、保守、運用、すべて高度な専門職です。

エンジニアリングは一定の努力で誰もが習得できる専門知識です。きちんと勉強して、危険性を理解すれば良いと思います。

問題はすでにできてしまったお客様のシステムをどうするかです。危険性を考慮せずに勝手な思い込みで作られたやっつけシステムは、問題が起きた際は大変だと思います。作り直したくても予算も期間も無いからです。

担当される方のために祈らずにおられません。

彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです(ルカによる福音書/ 23章 34節、日本聖書協会)

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映画「沈黙」 - ダメな自分を受け入れてたくましく生きる -

映画「沈黙 - サイレンス -」を見ました。遠藤周作さんの告解(赦しの秘跡、いわゆる懺悔)共言える原作を読んでいたので、過激なシーンがないかと少しドキドキしていましたが、良い感じで遠藤周作さんの思いが表現されていました。

ソフトウェア業界ではメンタル面で問題を抱える人が増えています。その根底には主人公のロドリゴの苦しみに繋がる問題があると思いました。

ストーリー

徳川の時代になって禁教令が出た頃、音信不通になった神父を追って日本に宣教に来た神父ロドリゴ、踏み絵を踏んでマニラに逃げ延びたキチジローを案内として神父ガルベと共に日本に忍び込み、隠れながら宣教活動をします。

しかし、キリシタンに対する弾圧は激しさを増し、最後には捕まってしまい、棄教を迫られます。ロドリゴは神に祈りますが神の声は聞こえず、棄教しないと他の人間が殺されていまいます。

踏み絵を踏む事を迫られてついに棄教しようとした時、ロドリゴは神の声を聞きます。

遠藤周作さんに必要だったもの

実話を元に描かれたロドリゴは、宣教師としては失格でしょう。この姿は自ら「ぐうたら」と称する遠藤周作さんの人生の写像の様です。教会からフランスに留学させてもらったものの、結核で帰国。しかも、フランスでは婚約者のいる女性と恋仲になるなど、自慢できない過去がありました。

そんな遠藤周作さんが求めたのは、ダメな自分をゆるして、次に進む力を与えてくれる優しい神様でした(注参照)。そのような信仰が遠藤周作さんに世界から賞賛される作品を生ませました。

これは自己肯定感と言われているものです。

次に進むための自己肯定感

信仰に関係なく、人には自己肯定感が必要です。もし自己肯定感が無いなら、理想の自分とのギャップに苦しむことになります。

その結果、自分の責任ではないと犯人探しをして責任転嫁や言い訳をするか、自分はダメだと自己嫌悪から落ち込む事になります。何れにしても現状を受け入れていないので次に進む事ができません。

プロジェクトをより危険な状態にしてしまう

自己肯定感は個人の問題ですが、その影響でプロジェクトの問題をさらに悪化させ、より危険な状況にしてしまいがちです。

責任転嫁をする人は自分は悪くないと思っていますので、批判しかしません。他の人にたしなめられても受け入れる事ができす、かたくなな姿勢で問題解決に向けた行動を取ろうとしません。

逆に落ち込む人は、迷惑をかけるとか、怒られるからと、問題を報告しないでもう少し自力で何とかしようとしがちです。でも、そもそも問題の原因があまり理解できていないことで問題が顕在化したのですから、問題は大きくなるばかりです。

自分は一人じゃない

「沈黙」の神様は最後の最後にならないと声を聞かせてくれませんでした。しかし、プロジェクトは会社という組織活動ですので、一人ではありません。

わからない事は聞けば良いですし、困った時は相談すれば良いはずです。それができないのは、自分や現実を肯定できないからです。

(もちろん、逃げ出さざるを得ない時もあるでしょうが、そのような状況なら、一人で努力するだけ無駄です)

より良い未来をめざす!

現実を受け入れた後の未来は、理想どおりではないかも知れません。しかし、合理的で、自分一人で悩むよりもより良い未来です。

人の助けを借りても負い目を感じる必要はありません。今度は他の人を助ければ良いのです。そうすれば、幸せの輪がどんどん広がります。責任逃れをしている自分、情けないほどにダメな自分を認めれば、人に優しく、社会に貢献できるのです。

ダメな自分を受け入れてたくましく生きましょう。映画「沈黙」を見て、その思いを強くしました。


遠藤周作さんまでのキリスト教は、明治時代の内村鑑三を初めとする厳しいキリスト教でした。キリスト者として生きる事が神の証であり、悪い事をせずに清く生きる事が求められました。

しかし、現実には戦時中に「父と子と聖霊と天皇陛下万歳!」と言わなければ、教会を存続できませんでしたし、闇市に依存するなど法律を破らなければ生きていけない時代だったようです。

そのように誰もが罪の十字架を背負っている時代を踏まえて、遠藤周作さんは傍にいる神の愛と赦しを信仰の中心としました。より愛を重視する考え方は世界的にも注目され、「沈黙」は多くの国で翻訳されて読まれることになりました。

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「深層学習の概要とドメインモデル」に参加してエモーションチップを考える

もっとも印象的だったのは、以下の言葉です。

適切に学習すれば、有限個のニューロンで任意の連続関数を近似できる
(universal approximation)

いつもお世話になっているIT勉強宴会で深層学習(ディープラーニング)のお話を聞いてきました(幹事の佐野さんが深層学習の概要とドメインモデル<第53回IT勉強宴会>に詳しくまとめられています)。ここでは、個人的な感想をまとめます。

ニューロンは判断するもの

深層学習の基本であるニューラルネットはは多層のニューロンから構成されます。このニューロンというのは「脳神経系における情報伝達を模した数学モデル」で、しきい値を超えると発火する、いわば入力に対する判断機構です。

ニューロンは20世紀からある技術で、ソフトウェア障害の有無などの判断をする論文などもありました。しかし、他の統計的手法がよく使われているのは、ご存じの通りです。

多層化による能力向上

その後、技術の発展や計算機能力の向上などでニューラルネットを多層化できる様になりました。ここで出てきたのが、初めに挙げた言葉です。

ニューロンを組み合わせれば何でも判断できる。そんな夢が広がりました。しかし、現実は厳しく、精度があまり上がりませんでした。

フレームワークの発展

近年の深層学習の話題を見ているとスゴいものばかりで、なぜだろうと思っていました。それらは、ニューラルネットの層に意味を持たせたり、途中で分岐したりと、より人間の脳に近づく事で精度が上がったそうです。

SF好きの私などは、より人間の脳に近づけばいつか人間の様に意識を持つのかと期待してしまいます。しかし、そこで障壁となるのが最初の言葉です。あくまで近似なのです。

機械学習あるいはデータ少尉の限界

新スタートレック(TNG)に出てくるデータ少尉を見ていると、機械学習の限界を感じさせます。人間と共に宇宙船の士官として働き、頭脳明晰、記憶や情報検索にすぐれ、技術を組み合わせた新しい提案や、過去の音楽家の味付けをして演奏する事が可能です。

しかし、友人がいても、悲しみや喜び、愛情を感じる事はありません。大切な人を失っても「何かが抜けたような」認識を持つだけです。仲間を作ったり、敵と戦うなど、本能的な能力が必要なのでしょう。

実はデータ少尉には兄がいてエモーションチップによる感情を持っています。しかし、性格が悪く失敗した様です。

おわりに

深層学習の発展によって人間の能力を超えるものが作られるかも知れません。しかし、それは人間が求めるゴールを実現するためのもので、ゴールを設定して深層学習の構造を作るのは人間です。

深層学習が話題になり出した頃、データを大量に突っ込めば答えを出してくれる様に勘違いしていました。でも、そんなうまい話は無く、良いものにするには人間の力が必要です。

エモーションチップが実現できるかどうかはわかりませんが、システムを作るのは常に人間です(今のところ)。ソフトウェアに関わるものとして、深層学習を野次馬的に眺めたり、変に恐れたりせず、ふさわしい場面があれば、ぜひ利用したいと思いました。

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AAC & aptX 対応 Bluetooth イヤホン MDR-EX31BN - ZenPad 3s 10(Z500M) -

ZenPad 3s 10(Z500M)を買いました。液晶や重量は良いのですが、カメラとスピーカは普通の品質で、iPhone / iPad の方が良いと思います。

カメラは何ともなりませんが、音はヘッドホンやイヤホンで改善する事ができます。そこで、 Bluetooth イヤホン MDR-EX31BNを買いました(正確には以前のアダプタを飼い犬がかじって壊したので、aptX対応のものに変えました。涙)。

Bluetooth イヤホンの条件

iPhone 7の影響でBluetooth イヤホンの新機種がたくさん出ています。イヤホンケーブルやヘッドホンと一体化したものが多いですが、私の条件には合いません。

一つはヘッドホンにつなげられる様に、レシーバ部分が独立している事です。最近は少なくなりました。

もう一つは対応コーデックが、iPhoneのAACのほかAndroidで多い aptXがサポートされている事です。最近は入門機と称して SBCのみに対応しているものが増えましたが、音が劣化してしまうSBCにはもどれません。音の違いは私にもわかります。

SONY MDR-EX31BN

そこで見つけたのが SONY MDR-EX31BN(公式)です。このイヤホンはノイズキャンセリング機能を内蔵しているので、アダプタが少し大きく、価格も高めですが、上記2つの条件を満たしています。

ノイズキャンセリングをうまくするためか、SONY製にしては珍しく音に全く癖がなく、聞いていても負担がありません。もうしこし滑らかで、ドンシャリ的なパンチがあっても良いと思うほどです。

その分、ノイズキャンセリングは良い感じです。かつて使っていたノイズキャンセリングヘッドホンは、スイッチを入れると変な圧迫感がありましたが、違和感無く、電車などの騒音を消してくれます。仕事中に声をかけられても気付かないほどです。

ヘッドホンもつなげますし、イヤホン部分が壊れても交換可能です(ただし、マイクが無いのでノイズキャンセリングは効かなくなります)。

おわりに

私の考える条件は、誰にでも当てはまるものではありません。差し替えができなくても良いなら、他にも選択肢があるかも知れません。

でも、対応しているコーデックだけは、ぜひ確認してください。iPhoneはAAC、Android(ZenPad)は aptXです。

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HDMIアダプタ USB-RGB3/H - Androidタブレット ZenPad 3s 10(Z500M) -

ZenPad 3s 10(Z500M)を買いました。ZenPad 3s 10 はマイクロHDMIがありません。しかし、使い出すとプレゼンぐらいはしたいものです。調べてみました。

Miracast と相性問題

最近のAndroid端末には MiracastというWiFiの帯域でワイヤレス表示する機能があり、 ZenPad 3s 10 の設定->もっと見る->PlayToから使えます。 ネットで調べていると、シャープAQUOSと接続できたらしいです。

そこで、評価の高い Lengee WD01を買いました。ZenPhone で動いたそうなので、これなら行けるだろうと、、。しかし、メニューは出るものの接続できませんでした。

念のためWindows 10のキーボードPCとつないでみると、音は途切れるものの画像はきちんと表示されました。音の途切れは、PCが5Ghzをサポートしていないので帯域が足りなかったのでしょう。不良品ではなく、相性の問題だった様です。

このような相性がある事や帯域不足の可能性を考えて、ワイヤレスをあきらめる事にしました。

ディスプレイアダプタ USB-RGB3/H +USBアダプタでバッチリ

次に目をつけたのがDisplayLink社のチップを使ったアダプタです。中でもIOデータ機器のPC用アダプタは、保証が無いもののAndroidでも使えると書かれています。

DisplayLink社のチップは「ぼくらは「USB-RGB」を誤解していたかもしれない (1/4) - ITmedia PC USER」にある様に、単純なバス変換ではなく、ロスレス圧縮する事でボトルネックを無くしています。

DVI-I/アナログ対応などの機種もあるのですが、音声も利用できるのでHDMI専用のUSB-RGB3/Hを買いました。つないでみると、AMAZON ビデオ、abema TV、youtubeなどの動画を見る事ができました。もちろん音声もバッチリです。ただし、 著作権保護が無いのでTverや民放系サービスは動画を見る事ができません。

なお、接続にはUSBのメスからUSB-Cに変換するアダプタを使いました。

USB-RGB3/H の注意点

前述の著作権保護の仕組みが無いほか、気をつけたい点があります。

本体の液晶が3:2ですので、HDMIの16:9の画面の左右に黒い帯が表示されます。その中に16:9の動画を表示すると、本体と同じ様に上下に黒い帯が表示されます。つまり、上下左右に黒い額縁がつきます。TVでズームして見ると良いかもしれませんが、プレゼンで動画を使う時は気をつけたい所です。

また、アダプタは短めのタバコの箱並に大きいですし、ケーブルも無骨な太さです。 iPhone/iPad用のHDMIアダプタと違って、常に持ち歩くのは辛いです。

まとめ

長々と書きましたが、著作権保護が無いなどの問題はありますが、 USB-RGB3/HならHDMI出力ができました。

動画が表示できたので、次はイヤホンです。

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Androidタブレット ASUS ZenPad 3s 10(Z500M) - ケース、USB Type-C -

ZenPad 3s 10(Z500M)を買いました。最初の難関はケースとUSBの形状でした。

USB Type-C

はじめに戸惑ったのはコネクタがUSB Type-Cだったことです。新しい規格がでる度に新しいケーブルがついてきます。でも、持ち歩くには少し不便です。

そこで、Micro USB のケーブルに指す USB Type-C 変換アダプタを買いました。iPhone/iPadと違って単純な構造ですので300円しませんでした。充電用抵抗の入ったものがありましたが、他の用途にも使うので特に書かれていないものにしました。 今のところ、特に問題なく使えています。

これまで、iPhone用にMicro USBケーブルにLightning コネクタを挿して持ち歩いていました。しかし、取り外しをすると無くしそうなので、100円ショップで買った小銭入れに一緒に入れて持ち歩く様にしています。

手帳型ケースは重かった

持ち歩くのに不安なのでケースを探しました。オーソドックスな手帳型を探すと、どれも200g前後でとても重そうでした。そこで、アマゾンで最も軽い100gと書かれた
もの
を選びました。

しかし、実測すると199g!たぶん他のケースと間違えたのでしょうけど、430gの本体が1.5倍の重量に、、悲し過ぎます(通報とコメントしておきましたが、まだ残骸が残っています。同じように見えるものは1000円ぐらいからあります。orz)。

マグネット付きなので閉じると電源が切れて、平置きを含めて3段階に置けるので便利だったのですが、あまりに重いのでクリアケースと100円ショップのソフトケースを買いました(ダイソーのケースは裸での利用を想定しているようで縦がきつかったです。他店のものを使いました)。

評判の悪いホームボタン

クリアケースは100gないので2割程度重くなるだけで済みました。ソフトケースは手に持たないですが、ケースに入れても手帳型のケースよりはるかに軽くなりました。喜んで持ち歩いていると、なぜかバッテリーが0%!

そこで、気付いたのがホームボタンです。指紋認証機能のためかほんの少し出っ張っています。ネットで散々に書かれていましたが、その理由がわかりました。カバンの中でソフトケースに入れていても、押されてしまうのでしょう(手帳型はマグネットで電源が切れていたので問題がありませんでした)。

そこで、 細長いドーナツ状の外反母趾用パッドを本体に貼ってみました。うまくいったのですが、あまりにダサイ。黒く塗ったり小さく切ったりしましたが、人前で使うには抵抗がありました。

スリープケースの加工

そこで目をつけたのが、コペンハーゲンの100円ショップと話題になったフライングタイガーのスリープケース(800円)です。これは合成皮革性の縦長の封筒状のケースで、上部にバンドがついています。

このスリープケースはクリアケースのままではバンドが止まらず、留め具も堅いので、あまりお勧めできないのですが、加工して利用するのに最適でした。

ホームボタンはバンド幅よりも小さく、ケースの上端よりも下にあるので、本体側にボタン用の穴をあけて、バンドで上から塞ぐ様にしました。ケースの厚み分だけ、ホームボタンの上に空間ができます。

Case_2

バンドは使いませんのでケースの上端でカットし、瞬間接着剤でケースに張り付けました。穴の上部が細いので、バンドで補強する形です。これなら、見た目もスッキリです。

なお、スリープケースは通販で売っていないようです。入手が困難な場合はソフトケースを本体サイズに合わせて加工して遊びをなくし、内側に外反母趾用パッドを貼ると良いかも知れません。

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